皆さん、こんにちは!「つづく設計舎」の峪川みつたかです。
今日は、私の友人であり、仕事仲間でもある卓越した大工職人の寺嶋大工が、基礎工事からほぼすべての工程を自ら手掛けている新居のお話しをしたいと思います。
寺嶋大工との付き合いは長く、仕事でもプライベートでも一緒にいる仲です。(普段は「まーちゃん」「みつさん」と呼び合っています。笑)

彼はただの大工ではなく、職人としてのプライドを持ち、素材選びや細部の納まりまで妥協を許さない熱い人間です。寺嶋大工の新居には、そんな彼のこだわりが随所に現れています。


寺嶋大工の新居は、「思いっきり深呼吸ができる家」をテーマにしています。
これは、彼の趣味である手作りギターを作る過程で感じた天然素材の魅力から芽生えた情熱でもあります。
ギター制作を通じて、天然素材の美しさや独特の質感に魅了され、自ら手掛ける建築には「地元の素材を最大限に活用しよう!」「より多くの方に天然素材、道産材の魅力を知ってもらおう!」と決意したエピソードを出逢った日に熱く語ってくれたことを今でも覚えています。
これは寺嶋大工とわたしの共通の思いでもありますが、「自然の息遣いを感じられる家」こそ、生活する人にとって最も快適な空間だと信じています。
そのため、一般的な住宅に多い化学製品の使用をできるだけ控え、木の香りが漂う家を目指しました。

中でも特にわたしが楽しみにしているのは、これからつくられる階段です。
その階段は一段一段、異なる樹種を使ってデザインされていると教えてくれました。
それによって、見た目の美しさだけでなく、踏み心地や感触も多様性に富み、まるで森の中を歩いているような体験ができるのではないかと今からわくわくしています。

寺嶋大工の技術が光るその階段は、彼の創造性と職人技を象徴するこの家のシンボルとなることを今から確信しています。

完成見学会のご案内
「寺嶋邸」の工事は日に日に進んでおり、完成が近づいてきています。

この家が完成した際には、「天然素材の魅力」や「森を感じる家」での深呼吸を多くの方に体感していただけるよう完成見学会を計画しています。
見学会では、実際に使用されている道産材や天然素材に触れられるとともに、大工職人のこだわりを実感できるチャンスです。
完成見学会の詳しい日程が決まりましたら、Instagramやこちらの記事で改めてご案内させていただきますので、住まいづくりを検討中の方は、この機会に是非寺嶋大工の作り上げた空間を体験しにいらしてください。









寺嶋大工プロフィール
寺嶋 康真(通称:まーちゃん)
気さくで人当たりのいい寺嶋大工。家づくりをする際には、ご家族とたくさん会話をして、「どんな人物なのか」、「どんなことを大切にされているのか」を知り、”暮らす人に合った家”をつくることを大切にしています。
<コメント>
手作りギターがきっかけで天然素材への情熱が芽生えたことから、道産材や自然素材と向き合った建築が得意になりました。大きく深呼吸できる住まいは、まるで森の中にいるような心地良さ。人にも地域にも優しい家づくりで、家族が安心して過ごせる空間をつくります。心豊かな暮らしと環境保全に貢献できる大工でありたいです。
余談
この日は、洞爺でご自宅のリノベーションを計画されている海外のお客様が建築中の寺嶋大工邸に見学にお越しくださいました。
寺嶋大工もわたしも、あいにく英語が得意ではないため、近所に住む寺嶋大工の友人に通訳をお願いして、その場で図を描きながらお話させていただきました。



嬉しいことに最近は海外のお客様からのご相談も増えてきております。
(そろそろわたしも英語の勉強に本腰を入れなれば…!笑)